とある風俗店に通っていたときの話です。
当時ハタチそこそこ(正確な年齢は覚えていません…)の風俗嬢・Yちゃんと店外デートをすることになったんです。
黒髪ロングで色白華奢、それでいて巨乳、しかも美人!
Yちゃんはアニメや漫画から出てきたようなルックスでした。
正直言ってプレイはそれほど上手くなかったし、性格もまあ特別良いという感じはしませんでした。
(かといって悪くもなく、普通?)時々口が悪いこともあって「女性がそういうこと言っちゃダメだよ」と注意することもあったっけ…。
しかし当時の私はYちゃんにすっかり入れ込んでいました。
テクや中身よりも、他の風俗嬢が束になってもかなわない飛びぬけたルックスに惹かれていたのです。
それで何度か店外に誘いましたが、最初の1~2回は渋られました。
というかハッキリ「嫌だ」と言われました(笑)
しかし私は諦めず、しつこいと思われないよう適度な間隔を開けながら、何度か店外交渉を試みたんです。
そんな私の努力が実り、たしか5回目あたりだったかな?やっとOKをもらえました。
容姿端麗な若い風俗嬢と店外デートができる!
私はウキウキして仕方ありませんでした。
下世話な話ですが、店外OKをもらえたことでセックスへの期待値も高まりましたね。
まあ今だから洗いざらい本音を言えば…デートよりもむしろセックスを狙って店外を希望しましたよね。
店外デート当日になってもウキウキ・ワクワク気分は止まりません。
それどころかどんどんテンションが上がり、待ち合わせ場所でも尋常じゃないくらい挙動不審になっていました(笑)
またYちゃんの服装もとてつもなくセクシーで…。
谷間が見えまくりのトップスと美脚があらわになったミニスカのコンボに、私はさらにノックアウト。
「ちょっとーEさん、ジロジロ見すぎなんだけど!」
「あ、ごめんごめん(笑)」
「いやらしいオッサンって感じ」
そんな風に言って笑うYちゃんもとても可愛かったです。
でもYちゃんに釘付けになっていたのは私だけではありません。
街中を歩いているときも、多くの男たちがみんなYちゃんのことを振り返って見ていました。
いや、男に限らず女性もYちゃんの姿に目を奪われていたと思います。
「みんなYちゃんのこと、芸能人か何かだと思ってるんじゃない?」
「マジで~!?ウケるんですけどー」
ケタケタ笑うYちゃんの笑顔は、天使のスマイルに見えましたね…。
ただ、ショッピングしている時のYちゃんはかなり邪悪さが漂っていました。
というのも実は、Yちゃんに数万ものバッグやアクセサリーをねだられたんです。
Yちゃんには何でも買ってあげたいと思っていましたが、あまりに高額な物だったのでさすがに「う~ん…」と戸惑っていると
「セコすぎ(笑)こんなのも買えないの?」
「Eさんってあんまり私のこと好きじゃないんでしょ?」
と言ってきたんです。
「いや、そんなことはないけど…」
「じゃー買ってよ。大体さ、店外だってほんとはやっちゃいけないことなんだからね?これくらいいいじゃん」
ふざけてではなく、マジな感じで私を鋭い目で睨むYちゃん。
まあ結局、まんまと買ってあげちゃったんですけどね…。
あらゆる高額ブランド品を買わされまくるなんて、これだけでも人からすれば散々な体験かもしれません。
しかし私が本当に恐怖したのはここからです。
ショッピングをしてレストランに行き、食事を済ませた後。
Yちゃんから「この後どうする?」と聞かれました。
「え、この後って…」
「だからさあ。全部言わなくてもわかるっしょ?(笑)」
そう、なんとYちゃん自らホテルに誘ってきたのです。
「いろいろ買ってくれたし、美味しいものも奢ってくれたし。楽しかったから、お礼してあげる」
Yちゃんにそう囁かれ、断る理由などありません。
私とYちゃんはレストランを出てホテルへ行くことになりました。
「この先に△△っていうホテルがあるからそこにしよ」とYちゃん。
私は何も疑問に感じることなく、Yちゃんの提案に従いました。
「もうすぐYちゃんとセックスできる…!」
そう考えるだけで股間が熱くなってきました。
しかし、そんな私のウキウキ気分もつかの間。
ホテルに入ると、なんとそこには強面の男性3人組が待ち構えていたのです。
「おいおい、何してんだよアンタ」
3人組のうちのひとりが、私にじりじりと詰め寄ってきました。
「何って、あなたこそ何なんですか?誰なんですか!?」
「テメーこそ何だよ!俺はYの彼氏だよ!」
「!?」
混乱する私の側に他の2人も近寄ってきて、強面3人衆に囲まれた状態に…。
「Yがさあ、前から誘ってくるしつこい客がいるって、困ってたんだよ」
「それでもホテルまで来なけりゃまだよかったものを…」
「Yの時間だけじゃなくて体まで奪おうって魂胆だったのか?えぇっ!??」
絶対裏の人間としか思えない風体と口調に、私はすっかり恐怖のどん底へ…。
「でもYちゃんの方から誘ってきて…」
「てめぇ!女に罪おっ被せようってのか!!」
その瞬間襟元を思いっきり掴まれ、今にも殴られそうな雰囲気になりました。
「ふざけやがって!キン○マついとんかコノヤロー!!」
「す、すいません…」
「すいませんだぁ?人の女とこんなとこまでノコノコ来てすいませんだけで済まそうってのか!?」
本物の恐怖を味わいたくなかったら誠意を見せろ、と言われ、結局私は強面3人組にお金を払うことになりました。
そうです、いわゆる「美人局」に遭ってしまったのです。
だからホテルも「△△ね」とYちゃんから指定してきたんですよね。
あのとき不自然さに気付くべきでした…。
Yちゃんはその後店を辞め、連絡も取れず行方知らずです。
最後、捨て台詞のように「スケベが調子乗ってるからだよバーカ!」と言われたのが忘れられません…。
(Eさんの投稿)
コメントを残す